基本マナー!最低限知っておくべき言葉遣い

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挨拶をする、時間厳守、早めの“ほうれんそう”など、絶対に守っておかなければならないビジネスマナー。
その中に必ず挙げられるのが【適切な言葉づかい】です。
たびたびニュースやテレビ番組でも取り上げられ、お茶の間を賑わせる言葉づかい問題。
不慣れであればあるほど正しく使いこなせず、歯がゆさを感じるもの。
そんな経験を少しでも減らすため、最低限知っておくべき言葉づかいをご紹介します。

日本人なら理解しておいてほしい日本語文法

文法的な話が苦手な方もいるでしょう。しかし、最低限「丁寧語」「謙譲語」「敬語」の意味を理解しておくことを推奨します。
この違いがわかることで、どんなときにどんな言葉を使えばいいのかが分かるようになります。

・尊敬語⇒相手を高め、敬意を表す表現。
例)言う→おっしゃる 見る→ご覧になる
社長がおっしゃる。社長がご覧になります
・謙譲語⇒自身がへりくだることで、話し相手を立てて敬意を表す。
例)言う→申し上げる 見る→拝見する
部長に申し上げます。 資料を拝見しました。
※「申す」には丁寧語の意味も含まれますが、目上の人の言動・行為を表すときに使うことはありません。
・丁寧語⇒話し相手に対して丁寧に述べます。(敬意が含まれているわけではない)
例)言う→言います 見る→見ます
彼に言います 映画を見ます

「了解しました」→「かしこまりました」>「分かりました」

正しいと思っていても実は違っていた敬語の代表格その1が「了解しました」です。
目上の人に向けて返すときは、“謹んでお受けする”意味のこもった「かしこまりました」を用いるようにしましょう。
直属の上司や先輩など、接する機会の多い身近な目上の人であれば「分かりました」でもかまいません。

「ご苦労様です」→「先に失礼させていただきます」「お疲れ様です」

こちらも間違えやすい敬語の定番です。ご苦労様は目上のひとが部下に対して使う言葉。上司に向かって言うのは失礼です。

「すみませんでした」→「申し訳ございません」「申し訳ありませんでした」

目上の人に対して謝罪するとき、「すみませんでした」を使っていませんか。
誠心誠意をこめて伝えなければならない場面で間違った言葉を使っては、「正しい言葉づかいもできんのか」と相手の心証をさらに悪くします。
「すみませんでした」は丁寧にみえますが、やはりフランクな表現です。

「~させていただきます」→「~いただきます」「~いたします」

私、万里一空もよく使ってしまうのが「~させていただきます」です。
自分自身がへりくだり、丁寧な印象を受けるのでとても使い勝手の良い言葉です。
しかし、シチュエーションによっては間違った印象を与え、言葉づかいとしてふさわしくないことがあります。
例えば、「このたび結婚させていただきました」や「締め切りは6月末とさせていただきます」といった使い方。
本来「させていただく」という言葉は、“する”の謙譲語です。「行動したいので許可してほしい」というへりくだった意味が含まれます。
結婚の例文は、親に対して使用するならば適切かもしれません。
ですが、「結婚」という行動に直接関係のない人々に対して使うと違和感を覚えます。
誰かにNOと言われたら困ってしまいますよね。締め切りの例文も同様です。

それでは、正しい言葉づかいはどうでしょうか。
例)このたび結婚させていただきました→結婚いたしました
締め切りは6月末とさせていただきます→締め切りは6月末です。
決定事項を伝える文章になるので、「~いたします」で伝えられます。
さらに「させていただく」の使い方は以下の場合でも。
例)「その資料をコピーさせていただいてもよろしいでしょうか」(資料をコピーすることへの許可を求めている。またコピーがとれる恩恵を受けられる。)
「熱があるので、本日は早退させていただいてもよろしいでしょうか」(早退の許可を求めている。早退の恩恵を受けられる。)

つまり、正しい「させていただく」の使い方は【聞き手が許可することで自分に恩恵が受けられる】シチュエーションかどうかです。
既に決まっている事柄を丁寧に伝えたいときは「いたします」に置き換えすれば、敬意を損なわず伝わります。

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万里 一空

万里 一空

日本中が失望したゆとり教育受けてきた世代のひとり。現在は社会人として働きながらも、旅行を満喫。 ちなみに一人暮らし。名前の由来は宮本武蔵の言葉から。
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